作成年度 | 2018年度 |
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論文名 | 大区画泥炭圃場の営農期における沈下実態 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本土壌肥料学会北海道支部秋季大会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2018/11/29 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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資源保全チーム | 長竹 新(Nagatake Arata) |
資源保全チーム | 新津 由紀(NIITSU Yuki) |
資源保全チーム | 清水 真理子(SHIMIZU Mariko) |
資源保全チーム | 中山 博敬(NAKAYAMA Hiroyuki) |
抄録 |
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泥炭層を基盤にもつ大区画圃場において、営農期の沈下の実態とその要因の検討した。大区画化後の水田と転作畑で、取水桝から30m(取水側), 90m(中央部), 150m(排水側)の表層から50cm程度と80cm程度の深さに沈下板を挿入し、4月と10月に圃場表面と2深度の沈下板の標高変化量を計測した。また、各深度の標高差から土層厚の変化を求めた。調査前に土層別の土壌物理性の調査を行い、調査期間中は各測量地点において地下水位を計測した。 観測の結果、すべての圃場において地表面、浅い沈下板、深い沈下板の沈下がみられた。 土層厚は地表面と浅い沈下板の間、浅い沈下板と深い沈下板の間はどちらも減少していなかった。このことから、深い沈下板よりも下層にある深い泥炭層の収縮が圃場沈下の主な要因であると考えられる。深い泥炭層の収縮は水田よりも転作畑において大きく、また転作畑内では取水側よりも排水側において大きかった。転作畑では地下水位が低い地点と表土の乾燥密度が大きい地点で深い泥炭層の収縮が大きいことがわかった。 |
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