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発表 積雪寒冷地の沿岸域におけるコンクリート構造物の複合劣化に関する既往の調査・研究の評価及び検討について(その2)

作成年度 2018年度
論文名 積雪寒冷地の沿岸域におけるコンクリート構造物の複合劣化に関する既往の調査・研究の評価及び検討について(その2)
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第34回 寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2018/12/05 ~ 2018/12/07
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒冷沿岸域チーム増田 亨(MASUDA Toru)
抄録
コンクリートは,公共施設やその他施設の根幹を支える製品・資材のひとつであり,我々が快適かつ安全に社会生活を営む上で必要不可欠なものである.コンクリート構造物は,原材料などの製造・生産及び施工過程において良好な状態にあっても,設置された箇所における気象,化学的浸食,物理的摩耗(疲労)などの作用によって複合的に劣化が進行する.特に積雪寒冷地の沿岸構造物は,凍害,海氷などの作用が加わり,過酷な環境に曝されるが,その複合的な劣化メカニズムは,未だ詳細には解明されていない.塩害・中性化とその他の劣化現象が相互に関与し相乗的に劣化が進行する複合劣化は,コンクリート構造物の塩害・中性化を助長させる.特に,鉄筋コンクリート構造物は,塩害・中性化を含む複合劣化により最終的に鉄筋の劣化(腐食)が進行した場合,鉄筋の断面が減少していく.その断面減少率が18.6%,質量減少率が7.4%に達するとJIS規格値の降伏点応力を下回るとされており,鉄筋の腐食が構造物としての耐荷性の低下を招くことから,施設の要求性能として求められる耐久性・安全性・使用性・復旧性等の保有に支障をきたすため留意が必要である.コンクリート構造物としての長寿命化を図るため,これら複合劣化の要因を分析・メカニズムを解明し,複合劣化の予防や補修対策技術を開発することは極めて重要な課題である.本報告では,北海道の沿岸域がおかれる過酷な環境特性を本州沿岸域との比較という形で改めて整理し、その過酷な環境特性を明らかにした.そのうえで,既報において過去に北海道内の港湾・漁港構造物を対象に行った塩害・中性化に関する調査データを追加収集・再整理し,北海道沿岸域で海氷の影響が無い海域(以下,「寒冷海域」と言う.)と海氷の影響が大きい海域(以下,「海氷海域」と言う.)に分類し,海域毎に差異や特徴があるか,また,統計解析の視点から有意な差の有無等を評価し,それら有意差の有無による環境特性の影響等について検討した.
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