国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 出水時の河道変化に対する分岐流路維持の効果

作成年度 2018年度
論文名 出水時の河道変化に対する分岐流路維持の効果
論文名(和訳)
論文副題
発表会 土木学会水工学講演会
誌名(No./号数) 土木学会論文集B1(水工学)
発表年月日 2018/11/25 ~ 2018/11/27
所属研究室/機関名 著者名(英名)
ドーコン住友 慶三(SUMITOMO Keizo)
北見工業大学渡邊 康玄(WATANABE Yasuharu)
北海道大学泉 典洋(IZUMI Norihiro)
寒地河川チーム山口 里実(YAMAGUCHI Satomi)
北海道開発局帯広開発建設部米元 光明(YNEMOTO Mitsuaki)
抄録
河道内が樹林化した札内川において,撹乱誘発による礫河原の再生を目的として,樹林内に残る旧流路への接続掘削による分岐流路の維持に取り組んでいる.そのような中で,2016 年 8 月に既往最大規模の出水が発生した.出水による河道内の変化状況から,旧流路への接続掘削による分岐流路の維持は,出水時の礫河原再生に効果的であることが示された.また,河道中央部への分岐流路の維持により,分岐流路での河床変動を促し,出水時の堤防方向への侵食を抑制する効果が期待できることを河床変動計算により示した.さらに,水面比高差拡大による撹乱頻度の低下に伴う早期の再樹林化,側岸侵食の進行による堤防決壊リスク増加という新たな課題に対しても,早瀬区間における礫河原への分岐流路掘削により,礫河原の撹乱更新及び側岸侵食軽減の効果が期待できることを示した.
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