作成年度 | 2018年度 |
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論文名 | 塩分供給下の凍結融解作用によるスケーリング劣化対策に関する基礎的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第788号 |
発表年月日 | 2019/01/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 吉田 行(YOSHIDA Susumu) |
耐寒材料チーム | 安中 新太郎(YASUNAKA Shintaro) |
抄録 |
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近年、積雪寒冷地では、塩化物系凍結防止剤等により凍害が促進され、スケーリング劣化が顕在化 しており対策が必要とされている。一方、コンクリートのスケーリング抵抗性を評価する標準的な試 験法は規定されていない。本研究では、スケーリング劣化に対する水セメント比の低減や空気量増加 の効果を、日本での研究実積が多い二つの異なるスケーリング試験により評価した。 その結果、水セメント比の低減や微細で良質な空気量を十分確保することにより、塩分供給下での 凍結融解作用によるスケーリング劣化を抑制できることを確認した。また、セメントの種類によりス ケーリング劣化の程度は異なり、気泡間隔係数が同じ場合、高炉セメントの方がスケーリング量は多 くなることを確認した。さらに、二つの異なる試験法によるスケーリング量には直線的な相関がある が、セメントの種類により近似直線の傾きが異なることを確認した。 |
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