作成年度 | 2018年度 |
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論文名 | スマートフォンを用いた冬期歩行空間転倒危険度の評価に関する一検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第789号 |
発表年月日 | 2019/02/12 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地交通チーム | 齊田 光(SAIDA Akira) |
寒地交通チーム | 徳永 ロベルト(TOKUNAGA Roberto) |
土木研究所企画部研究企画課研究評価・国際室長 | 高橋 尚人(TAKAHASHI Naoto) |
北海道大学公共政策大学院長 | 高野 伸栄(TAKANO Shin-ei) |
抄録 |
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近年の高齢化の進行などに伴う冬期歩行者転倒事故の増加により、冬期歩行空間の転倒危険度を把 握することは転倒対策実施区間の決定や歩行者自身による危険箇所の回避など道路管理者と道路利用 者の双方にとって重要となりつつある。しかしながら、これらを実現するために必要となる冬期歩行 空間の転倒危険度を定量的、リアルタイムかつ広域にわたり簡便に評価する手法は確立されていない。 本研究では上記課題を解決するための手法を開発することを目的として、スマートフォン搭載セン サを用いて歩行挙動を計測するアプリケーションを開発するとともに、様々な路面雪氷状態下で被験 者実験を行い、スマートフォンを用いて冬期歩行空間の転倒危険度評価に資するデータが得られるか 検証を行った。 検証の結果、歩行に伴う加速度振幅の大きさは路面雪氷状態毎に異なる値を示す傾向にあり、この 傾向は多くの被験者および端末保持位置で見られた。このことから、スマートフォンに搭載された加 速度センサを用いて歩行加速度を計測すると路面雪氷状態や転倒危険度を評価する上で有益な情報が 得られる可能性が示された。 |
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