シンボルマーク独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 土砂供給シナリオと河岸侵食 -平成28年北海道豪雨における橋梁被災を例とした検討-

作成年度 2018年度
論文名 土砂供給シナリオと河岸侵食 -平成28年北海道豪雨における橋梁被災を例とした検討-
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第789号
発表年月日 2019/02/12
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地河川チーム井上 卓也(INOUE Takuya)
水環境保全チーム水垣 滋(MIZUGAKI Shigeru)
寒地水圏研究グループ前田 俊一(MAEDA Shunichi)
寒地河川チーム矢部 浩規(YABE Hiroki)
抄録
2016年8月、4つの台風の影響により北海道は浸水、河岸侵食、橋梁被災など多大な被害を受けた。 崩落した橋の多くは扇頂部に位置し、大量の土砂堆積により河床が上昇していた。そこで、土砂供給 が橋梁被災に与えた影響を調べるために数値解析を行った。計算の結果、橋台の被災は、大規模な河 岸侵食によって引き起こされ、河岸侵食幅は土砂供給量に大きな影響を受けることが判明した。土砂 の供給量が過大な場合、砂州の発達に伴って流れが外岸へ押し出され、大規模な河岸浸食や橋梁被災 へと至る可能性が示された。さらに、河岸侵食は流量の変化にも影響を受け、トータル流量が同じで も洪水上昇期より洪水減衰期の方が河岸侵食しやすいことが確認された。これは、洪水減衰期におけ る土砂堆積が砂州の発達を促進するためと推定される。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.