作成年度 | 2018年度 |
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論文名 | シラン系表面含浸材の冬期施工に関する基礎的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第790号 |
発表年月日 | 2019/03/11 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
耐寒材料チーム | 安中 新太郎(YASUNAKA Shintaro) |
抄録 |
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コンクリートの凍・塩害の抑制が期待されるシラン系表面含浸材は、一般に常温下で塗布すること が多いが、寒冷地では施工時期の制約や工期短縮の関係で冬期に塗布することもある。新設・打換え 直後の部材への塗布は、防寒仮囲いの中でコンクリートの養生終了後に行われることが多い。しか し、そうした作業に対する仮囲い内の温度や仮囲いの撤去時期は、冬期施工の要領が整備されていな いことから、手探りで設定されている現状にある。一方、経年した既設部材では塗布のために防寒仮 囲いが設置されるケースは少なく、冬期にはコンクリート表層に含まれている水分が凍結している可 能性もある。そこで、既設部材に対する冬期施工の適用範囲を拡大するため、-20℃でも凍結しない 無溶剤系のシラン系表面含浸材を使用し、冬期に新設・打換え直後の部材ならびに既設部材への塗布 を想定した実験をそれぞれ行い、低温下での含浸挙動を調べた。その結果、含浸深さは温度よりも水 分の影響が大きいことや、表面加温は含浸深さの確保に有効であるなどの知見を得た。 |
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