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論文投稿 従来型ポケット式落石防護網の実規模性能実証実験

作成年度 2019年度
論文名 従来型ポケット式落石防護網の実規模性能実証実験
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 月刊「積算資料公表価格版」
発表年月日 2019/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地基礎技術研究グループ長西 弘明(NISHI Hiroaki)
寒地構造チーム今野 久志(KONNO Hisashi)
抄録
寒地構造チームでは,緩衝装置を有する高エネルギー吸収型落石防護工等の性能照査手法に関する研究として,従来型ポケット式落石防護網も含めて,落石対策工として求められる機能の明確化と性能照査技術の確立に向けた検討を行っている。本研究では,従来型ポケット式落石防護網の耐衝撃挙動やエネルギー吸収機構等を詳細に検討するための基礎資料を得ることを目的として,実規模重錘衝突実証実験を実施した。実験の結果,本研究では以下のことが得られた。1)一部構成部材に損傷が見られるようなケースもあるものの,設計落石(重錘)運動エネルギー150kJ程度までに対して落石を概ね捕捉することが可能である。2)設計落石運動エネルギーの1/3程度の条件においても,重錘の衝突状況によっては設計落石運動エネルギー以上の張力が作用し,このことよりロープ端部の定着箇所に大きな損傷が生じるケースがある。
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