作成年度 | 2019年度 |
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論文名 | ビーム・アーチ機構によるPC梁のせん断耐荷機構に関する一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第28回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2019/11/07 ~ 2019/11/08 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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東京工業大学環境・社会理工学院 | Devin GUNAWAN(Devin GUNAWAN) |
東京工業大学環境・社会理工学院 | 大窪 一正(OKUBO Kazumasa) |
寒地構造チーム | 中村 拓郎(NAKAMURA Takuro) |
東京工業大学環境・社会理工学院 | 二羽 淳一郎(NIWA Junichiro) |
抄録 |
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プレストレスがPC梁のせん断耐荷機構に及ぼす影響を検討するために,プレストレス量とせん断補強鉄筋比をパラメータとしたPC梁の静的載荷試験を行った。得られた知見を以下に示す。(1)せん断補強鉄筋の無いPC梁は,プレストレスにより斜めひび割れ発生後でもビーム機構のせん断抵抗が保持されるため,アーチ機構によるせん断抵抗を発揮できる。ただし,せん断耐荷機構の急な変化や剛性の低下が生じ,不安定なせん断抵抗挙動となった。(2)せん断補強鉄筋を有するPC梁は,斜めひび割れ発生後でも安定なせん断抵抗の挙動を示し,より高いせん断耐力を有するが,プレストレス量を大きくしたとき,アーチ機構のせん断抵抗が最大に発揮される前にビーム機構のせん断抵抗が大きく低下し,破壊に至る場合もあった。(3)プレストレスの効果により,せん断補強鉄筋の無いPC梁ではアーチ機構のせん断抵抗が,せん断補強鉄筋を有するPC梁ではビーム機構とアーチ機構のせん断抵抗が,向上している可能性が示された。 |
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