作成年度 | 2019年度 |
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論文名 | 鉄酸化細菌による酸性水の溶存鉄浄化実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第25回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会 |
誌名(No./号数) | 第25回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集 |
発表年月日 | 2019/10/08 ~ 2019/10/09 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 大日向 昭彦(AKIHIKO OBINATA) |
防災地質チーム | 岡﨑 健治(KENJI OKAZAKI) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(TOSHIYUKI KURAHASHI) |
土木研究所 | 田本 修一(SHUICHI TAMOTO) |
抄録 |
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トンネル掘削や切土工事の建設発生土を仮置きし、発生土中に黄鉄鉱をはじめとする硫化鉱物が含まれると、酸素を含んだ雨水と接触し、酸化・分解することにより酸性水が発生することがある。その酸性水には鉄分が多く含まれ、中性化処理の障害となっている。そのため、その処理に多くの手間と費用を要している。そこで、筆者らは資源やエネルギーをできるだけ消費せず、自然の浄化作用により酸性水から鉄分を除去する手段として鉄酸化細菌に着目した。鉄酸化細菌とは水中に溶存する溶解性鉄(2価鉄)を酸化し、不溶性の鉄化合物に変え、これを体に蓄積し沈殿する能力を持った細菌である。この能力を活用し、経済的に酸性水から溶存鉄を除去する技術の開発を目指している。本報告では、現地で採取した酸性水と鉄酸化細菌を用い、溶存鉄の浄化実験を行い、温度条件による鉄分低減効果を分析した結果について報告する。 |
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