| 作成年度 | 2019年度 |
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| 論文名 | 寒冷海域漁港における通年の水産生物の保護育成機能 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 第44回海洋開発シンポジウム |
| 誌名(No./号数) | 土木学会論文集B3(海洋開発) |
| 発表年月日 | 2019/07/03 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 水産土木チーム | 梶原 瑠美子(KAJIHARA Rumiko) |
| 水産土木チーム | 丸山 修治(MARUYAMA Shuji) |
| 水産土木チーム | 伊藤 敏朗(ITOU Toshiaki) |
| 東海大学 | 大橋 正臣(OHASHI Masami) |
| 北海道大学 | 門谷 茂(MONTANI Shigeru) |
| 抄録 |
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| 本研究では,保護育成機能の寒冷域漁港での整備手法提案のために,漁港内の高波浪からの避難場,底生生態系に考慮した餌場機能に着目し,通年の北海道周辺漁港の保護育成機能に関する基礎的知見を得ることを目的とした.調査の結果,通年漁港内は港外に比べ静穏であり,動物プランクトンだけではなく底生動物も多く現存した.加えて,様々な生活史段階や様式の魚類が港内を利用し,稚仔魚の個体数や魚類種数が港内で多く,魚類胃内には港内底生動物優占種が確認された.これらのことから,漁港の高波浪からの避難場機能や餌場機能の魚類利用が示唆された.漁港の静穏性が浅海域に安定した海底環境を創出することにより,浮遊生態系とともに底生生態系が構築されることで,餌場機能を支えていると考えられた. |
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