| 作成年度 | 2019年度 |
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| 論文名 | 腐食劣化した従来型落石防護柵構成部材の各種載荷試験結果について |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 第12回構造物の衝撃問題に関するシンポジウム |
| 誌名(No./号数) | |
| 発表年月日 | 2019/12/09 ~ 2019/12/10 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 寒地構造チーム | 今野 久志(KONNO Hisashi) |
| 寒地構造チーム | 葛西 聡(KASAI Satoshi) |
| 東京製綱 | 橋口 寛史(HASHIGUCHI Hiroshi) |
| 日鉄建材 | 堀 謙吾(HORI Kengo) |
| ビーセーフ | 松嶋 秀士(MATSUSHIMA Syushi ) |
| 抄録 |
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| 本論文では,落石防護柵等の合理的な維持管理手法の検討に資するためのデータ取得を目的に,廃道区間より採取したひし形金網およびワイヤロープの各種載荷試験を実施した.本研究で得られた知見を以下に示す。1)ワイヤロープ素線上への不均一な錆の発生により破断荷重の規格値を大きく下回る場合があることが分 かった.2)ワイヤロープの腐食による破断荷重の低下に対応し て、破断伸びも著しく低下する場合がある.3)ワイヤロープの劣化度の判定指標として,外観目視による錆の発生状況のほかにロープ径の測定も有効である可能性があることを示した.4)金網の材料調査結果より,劣化材と新品材はほぼ同じ素線性状を有する金網であることが確認できた.5)金網の素線引張試験より,引張強さは劣化材が新品材に対して30%程度低下している結果となった.6)金網の部材静的載荷試験より,最大荷重に関しては劣化材が新品材に対して小さく示されるものの,耐荷性状に関しては顕著な違いは見られなかった.7)金網の部材衝撃載荷試験より,破網に至る重錘の衝突エネルギーは,劣化材が新品材に比べて25%程度小さく示された. |
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