国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 仮置きズリの経時変化に伴うヒ素の溶出量と含有量の調査事例

作成年度 2019年度
論文名 仮置きズリの経時変化に伴うヒ素の溶出量と含有量の調査事例
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第25回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会
誌名(No./号数) 第25回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集
発表年月日 2019/10/08 ~ 2019/10/09
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災地質チーム岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji)
防災地質チーム倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki)
土木研究所田本 修一(TAMOTO Syuichi)
抄録
土木事業で発生する掘削ズリは、一時的に仮置きされる場合があり、その期間や暴露条件によって形質を変化させることがある。これらの仮置きズリが自然由来の重金属等を含む、または、環境基準値以上に自然由来の重金属等を溶出させるようであれば、周辺環境の保護等の観点から適切な対応が求められる。例えば、その対応として、暴露に伴う形質の変化を抑制させるためシート等での養生を行うこともあるが、仮置きズリが経時的に細粒化すると、より溶出が促進されると考えられる。さらに、覆土処理を施した盛土の現場実験でも、盛土内のヒ素の溶出量は環境基準値を超過することが報告されている。本稿では、掘削ズリを仮置きするトンネル事業の現場において、掘削から3ヶ月後の仮置きズリの表面と深部2mから採取したズリの粒度分布や粒径別にヒ素の溶出量を調べたので、その結果について述べる。
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