作成年度 | 2019年度 |
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論文名 | 凍上被害を受けた路床土の地盤工学的性質とその評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 第1回交通地盤工学に関する国内シンポジウム |
発表年月日 | 2019/09/26 ~ 2019/09/27 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道科学大学 | 川端伸一郎(KAWABATA Shinichiro) |
北海道科学大学 | 亀山修一(KAMEYAMA Shuichi) |
寒地地盤チーム | 佐藤厚子(SATO Atsuko) |
抄録 |
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北海道などの寒冷地の道路では,冬期に路床が凍結することで,凍上による舗装面の隆起やクラックが発生する被害が多く報告されている。凍上は,路面の平坦性を悪化させ車両走行の安全性や乗り心地に影響を与え,さらに表層のクラックにまで発展すると舗装寿命を大幅に低下させてしまう。このため,道路の凍上問題は,寒冷地における舗装の設計や維持管理上の継続的な課題と認識されている。現在の舗装設計では,凍上対策として理論最大凍結深さの70%までを非凍上性材料に置き換える置換工法が採用されている。このように置換え深さを70%に減ずるのは,路床の一部が凍上を起こしても路面に有害な変位は生じないとする過去の調査に基づいたものである4)。しかし,現在でも凍上被害が顕在化していることや舗装に対する要求性能が時代と共に向上していることを勘案すると,凍上対策工法も見直しの段階にあるといえる。このような検討には,凍上被害の実態とその原因である路床土の凍上性の関係を明らかにすることが重要である。そこで本報告は,凍上被害を受けた北海道内の国道より路床土をサンプリングし,凍上性および地盤工学的な特性について考察したものである。 |
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