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 コンクリートのスケーリング評価試験法に関する基礎的研究

作成年度 2020年度
論文名 コンクリートのスケーリング評価試験法に関する基礎的研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第805号
発表年月日 2020/05/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
耐寒材料チーム吉田 行(YOSHIDA Susumu)
耐寒材料チーム(現 寒地構造チーム)安中 新太郎(YASUNAKA Shintaro)
抄録
近年、積雪寒冷地では、塩化物系凍結防止剤等により凍害が促進されて生じるスケーリング劣化が顕在化しており対策が必要となっている。適切な対策を講じるには、コンクリートのスケーリング抵抗性を適切に評価可能な試験法が必要となるが、現在日本においては、スケーリング抵抗性を評価する標準的な試験法は規定されていない。本研究では、スケーリング抵抗性の評価試験法の確立に向けて、試験前の養生条件がスケーリング量に及ぼす影響と耐凍害性評価の標準試験法であるJIS A 1148 A法によるスケーリング評価の可能性について検討を行った。その結果、スケーリング試験における試験前の養生条件がスケーリング量に影響を及ぼすこと、およびJIS A1148 A法による質量減少率は、海外の既存スケーリング試験法によるスケーリング量と比較的高い相関があり、JIS A 1148 A法により既存の試験装置を活用して短期間にスケーリング抵抗性を評価できる可能性があることを確認した。
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