作成年度 | 2020年度 |
---|---|
論文名 | 気象データを用いた短時間多量降雪時の雪崩発生頻度の推定 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第807号 |
発表年月日 | 2020/07/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
雪氷チーム | 松下 拓樹(MATSUSHITA Hiroki) |
雪氷チーム | 高橋 渉(TAKAHASHI Wataru) |
雪氷チーム | 高橋 丞二(TAKAHASHI Joji) |
抄録 |
---|
雪崩対策を実施するためには、過去の雪崩災害履歴や現地における積雪や地形、植生状況の調査により対策の必要性を検討して、その箇所で発生する雪崩の規模と頻度を推定する必要がある。しかし、雪崩の長期観測が行われることは過去に大規模雪崩が発生した箇所などに限られており、多くの場合雪崩の発生頻度を直接求めることは難しい。そこで、短時間多量降雪に伴う乾雪雪崩を例に、雪崩発生条件を満たす降雪事例を過去の気象データから抽出して、その発生頻度を推定する手法を検討した。抽出した降雪事例の12時間最大降雪深の5cmごとの発生頻度を算出し、発生頻度の対数と降雪深に対して回帰分析を行ったところ、任意の12時間降雪深の発生頻度を高い精度で推定することが可能な式を得た。この式を用いることにより、短時間多量降雪時の雪崩発生条件を満たす12時間降雪深と頻度を推定することができる。また、この手法は国内の積雪地域全体に対して適用することが可能である。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |