| 作成年度 | 2020年度 |
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| 論文名 | 塩淡二層汽水湖の貧酸素改善を目指した酸素溶解装置の運用検証 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 環境工学フォーラム |
| 誌名(No./号数) | 土木学会論文集G |
| 発表年月日 | 2020/12/09 ~ 2020/12/11 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 水環境保全チーム | 杉原 幸樹(SUGIHARA Kouki) |
| 島根大学 | 菅原 庄吾(SUGAWARA Syogo) |
| 島根大学 | 増木 新吾(MASUKI Shingo) |
| 抄録 |
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| 塩淡二層汽水湖の網走湖で塩水層の貧酸素解消を目的に,実水域で酸素溶解装置(WEP)の運用試験を行った. 2ヶ月の装置運転でおよそ210,000 m2に酸素供給影響が確認された.一方で残存酸素量は装置の運転時間と含有硫化水素濃度に依存して,水塊移動と供給酸素濃度が重要であることが確認された.また装置の筐体耐久度も強還元状態の水中においては,2カ年ほどで破損を生じることが確認された.これらの知見から本論文の条件では運転費用に加え,2年おきの保守修繕費が必要となり,年間の維持費用として390~550万円が必要であることが明らかとなった.このことから,溶存酸素供給によって塩水性貧酸素水塊の水質改善が可能であるが,社会実装のためには隔離水塊等の有限容量での運用が有利であると推察された. |
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