作成年度 | 2020年度 |
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論文名 | 劣化度マップを活用した稚内港北防波堤ドームの予防保全型維持管理 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 土木学会論文集(E2) |
発表年月日 | 2020/10/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒冷沿岸域チーム | 長谷 一矢(HASE Kazuya) |
北海道大学大学院工学研究院 | 横田 弘(YOKOTA Hiroshi) |
早稲田大学創造理工学部 | 佐藤 靖彦(SATO Yasuhiko) |
抄録 |
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日本の最北端にある稚内港には,古代ギリシャ建築を彷彿させる北防波堤ドームがある.1936年に竣工したドームは,1981年の全面改修を経て,現在,再び劣化が顕在化してきた.ドームは構造が特殊で点検診断範囲が広大であり,対策の検討においては,部材性能の評価や補修範囲の決定方法が課題となった.そこで,広大な点検診断領域を格子状のエリアに細分化し,変状に基づき設定した5段階の劣化度で格付けした「劣化度マップ」を考案した.劣化度マップの活用により,広域変状の定量的な把握,鉄筋腐食状況の把握,エリア単位の合理的な予防保全のための補修が可能となる.本論文は,北防波堤ドームの維持管理をとおして,多面的な観点から作成する劣化度マップの考え方を整理し,劣化度マップに基づく補修判定の有効性を考察するものである. |
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