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発表 火砕岩類を地山とするトンネルでの漏水と湧水に関わる実効雨量の分析事例について

作成年度 2020年度
論文名 火砕岩類を地山とするトンネルでの漏水と湧水に関わる実効雨量の分析事例について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第15回岩の力学国内シンポジウム
誌名(No./号数) 第15回岩の力学国内シンポジウム講演集
発表年月日 2021/01/14 ~ 2021/01/15
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災地質チーム岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji)
防災地質チーム大日向 昭彦(OBINATA Akihiko)
防災地質チーム倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki)
抄録
トンネルの漏水はトンネル周辺の岩盤中の地下水量に応じて変化するため,降雨の履歴や規模,季節変動等を考慮して,その点検を実施することが不可欠である.本稿では,トンネル壁面にみられる漏水面積の変化を暗視カメラにより連続的に撮影するとともに,同位置でトンネル背面の岩盤に掘削した水平ボーリング孔からの湧水量を同時に測定し,測定期間中の実効雨量との相関を分析した.その結果,漏水面積のピークは湧水よりも5~7日程度遅く発生した.また,漏水は半減期21日の実効雨量,湧水は半減期35日の実効雨量との相関が高く,降雨による地下水のピークが最大となる半減期の日数を目安として,岩盤内の湧水が多く,トンネル内での漏水の点検に適した時期を推定することができた.
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