| 作成年度 | 2020年度 |
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| 論文名 | 異なる層厚の緩衝層のエネルギー吸収効果に関する実規模落体斜入射実験 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 令和2年度年次技術研究発表会 |
| 誌名(No./号数) | 土木学会北海道支部論文報告集 |
| 発表年月日 | 2021/01/30 ~ 2021/02/05 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 名古屋工業大学 | 杉山 直優(SUGIYAMA Naomasa) |
| 名古屋工業大学 | 前田 健一(MAEDA Kenichi) |
| 名古屋工業大学 | 磯合 凌弥(ISOAI Ryoya) |
| 構研エンジニアリング | 菅原 正則(SUGAWARA Masanori) |
| 構研エンジニアリング | 牛渡 裕二(USHIWATARI Yuji) |
| 寒地構造チーム | 今野 久志(KONNO Hisashi) |
| 抄録 |
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| 本実験ではポケット部に異なる層厚の緩衝砂盛土を設置し、落体を衝突させた際の反発挙動や緩衝層のエネルギー吸収性能について検討した。本実験により得られた結果を以下に示す。1)層厚比T/Dが大きくなるほど落体の水平速度比が小さくなる。その理由として、緩衝層厚が大きくなるほど落体の緩衝層との接地面積が大きくなることで摩擦力がより多くの仕事をすることが挙げられる。2)本実験から得られた斜面の等価摩擦係数は落石対策便覧に記載されている値の1.5倍~3倍程度大きくなった。落石の緩衝層への衝突エネルギーを推定する際には落石挙動の不確定要素が多いことや等価摩擦係数が落石の回転エネルギーを考慮していないことを踏まえて検討することが必要であると考えられる。3)T/Dが大きくなるほどエネルギー吸収率は大きくなる傾向にあるが、その大部分は層厚比が大きくなるほど水平速度比が小さくなることによるものであると考えられる。4)緩衝層の設置により落体やコンクリートが破壊されず、エネルギー吸収率もT/D=0のケースよりも大きくなったことから、緩衝層設置による緩衝効果は発揮されると考えられる。 |
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