国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 岩盤河川における砂礫被覆に関する既往モデルの検証

作成年度 2020年度
論文名 岩盤河川における砂礫被覆に関する既往モデルの検証
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第814号
発表年月日 2021/02/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地河川チーム井上 卓也(INOUE Takuya)
寒地河川チームジャグリティ ミシュラ(Jagriti MISHRA)
寒地河川チーム大串 弘哉(OGUSHI Hiroya)
抄録
これまでに行われた様々な現地観測や水路実験は、「砂礫被覆」が岩盤河川の地形を制御する重要な要素である ことを提唱している。本報告では、砂礫被覆、給砂量、岩盤粗度の相互関係に焦点を当てた先行研究の妥当性と課 題をレビューするために、非砂州条件下の直線水路において実施された実験を用いて、4つの既往モデルを検証す る。検証結果によると、砂礫被覆と給砂量を線形および指数関数で結び付けたモデルは、岩盤粗度が高い場合には 適用できるが、岩盤粗度が低い場合には適用できない。一方、砂礫被覆に伴う粗度変化を組み込んだモデルと流砂 の堆積確率を含むモデルは、岩盤粗度の高低に関わらず適用できる。ただし、流砂の堆積確率を含むモデルを用い るためには、モデルパラメータの大幅な調整が必要となる。
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