国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 複合型地盤改良の地震時安定解析手法に関する検討

作成年度 2020年度
論文名 複合型地盤改良の地震時安定解析手法に関する検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第61回地盤工学会北海道支部技術報告会
誌名(No./号数) 技術報告集
発表年月日 2021/02/26 ~ 2021/02/27
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム橋本 聖(HASHIMOTO Hijiri)
寒地地盤チーム林 宏親(HAYASHI Hirochika)
寒地地盤チーム畠山 乃(HATAKEYAMA Osamu)
抄録
セメント等で改良した地盤上の盛土安定検討は,一般的に常時のみで地震時の検討は実施されない.この理由として,軟弱地盤上の盛土は,地震により致命的な被害を被った事例が稀であることが背景にある1) . 一方,道路土工構造物の設計は使用目的との適合性および構造物の安定性について,作用(常時,降雨,地震時,その他)およびこれらを組み合わせた外力に対し道路土工構造物の重要度に応じて,求められる要求性能(性能1~3)を満足すべきとある.換言すると例えば,改良された軟弱地盤上の盛土の安定性を評価するには,具体的な目標性能(使用限界,修復限界,終局限界)を定めた上で,その目標性能に対して検討すべき作用力を設定し評価する必要があることを示唆している.  このような背景を踏まえ,本報は浅層改良体と深層改良体を組み合わせた複合型地盤改良の浅層改良体の地震動に対して必要な一軸圧縮強さの設定方法を考察する.具体的には,動的遠心力載荷模型実験(以降,動的遠心実験)により,浅層改良体の強度設定の違いがレベル2 地震動に対して盛土沈下量や周辺地盤の変形抑制効果に差異が生じるか検討した.また,遠心力載荷試験の不具合および加振装置の誤作動による動的遠心実験の盛土沈下量を動的有効応力解析で検討した結果について述べたものである.
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.