国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 難風化酸性硫酸塩土壌の判別法

作成年度 2020年度
論文名 難風化酸性硫酸塩土壌の判別法
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第815号
発表年月日 2021/03/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地農業基盤研究グループ横濱 充宏(YOKOHAMA Mitsuhiro)
資源保全チーム田中 稔(TANAKA Minoru)
資源保全チーム中谷 壮範(NAKATANI Takenori)
抄録
酸性硫酸塩土壌は、易酸化性硫黄を含有し、空気に暴露されると強酸性を呈する土壌である。大規模な切土工事を行った場合、地中深く埋没していた酸性硫酸塩土壌が露出する可能性がある。平成9年に寒地土木研究所は、酸性硫酸塩土壌が露出した切土法面の低コスト緑化工法として、中和緑化工法を開発した。中和緑化工法が施工され長期間が経過した切土法面を調査した。その結果、一部の施工区域で厚層基材吹付層の剥落が発見された。寒地土木研究所では、このような厚層基材吹付層の剥落が認められた難風化酸性硫酸塩土壌に対する改良型中和緑化工法を開発する研究を行っている。この研究の一環として、難風化酸性硫酸塩土壌の判別法の確立を目指している。北海道各地の酸性硫酸塩土壌およびこれが出現する可能性のある地質分布域において、緑化工施工法面および露頭の調査を行った。その結果、難風化酸性硫酸塩土壌は道路土工で用いられている硬岩の分類基準で判別できることが明らかとなった。
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