作成年度 | 2021年度 |
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論文名 | 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響(4) |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 水・土砂流出予測精度向上に向けた提案 |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 水文・水資源学会誌 |
発表年月日 | 2021/05/01 ~ 2021/05/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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筑波大学 | 内田 太郎(UCHIDA Taro) |
東京大学 | 浅野 友子(ASANO Yuko) |
筑波大学 | 平岡 真合乃(HIRAOKA Marino) |
福島大学 | 横尾 善之(YOKOO Yoshiyuki) |
東京農工大学 | 五味 高志(GOMI Takashi) |
水環境保全チーム | 水垣 滋(MIZUGAKI Shigeru) |
国土防災株式会社 | 丹羽 諭(NIWA Satoshi) |
京都府立大学 | 勝山 正則(KATSUYAMA Masanori) |
抄録 |
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本稿では,山地流域を対象とした水や土砂の流出現象に関する数値予測モデルの予測精度向上のために重要であると考えられる,現象を規定するプロセス(支配プロセス)の抽出と,そのプロセスを規定する場や外力の条件(規定要因)の把握手法について考察した.流域内の多地点での水・土砂流出量の観測に基づき明らかとなる流域面積と水・土砂流出量の関係が,支配プロセスやその規定要因の空間分布様式によって類型化できることを示した.このことから,流域内の多地点で流域面積と水・土砂流出量の関係を把握することが,水・土砂流出現象の支配プロセスやその規定要因の抽出につながる可能性を示した.その上で,流出量の空間分布の観測の成果を数値予測モデルに反映させるための課題やアプローチについて検討し,①水・土砂流出特性の空間分布情報を把握するための面的調査の重要性,②場の条件に関する空間分布情報のカタログ化の重要性,③地形のみによって表現可能なプロセスと表現できないプロセスの分類,④地形のみによって表現できないプロセスのモデル化手法について議論した. |
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