| 作成年度 | 2021年度 |
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| 論文名 | 貧酸素環境における重金属溶出傾向の把握を目的とした上向流カラム通 水試験法の検討 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 令和3年度 日本応用地質学会 研究発表会 |
| 誌名(No./号数) | 令和3年度 日本応用地質学会 研究発表会 論文集 |
| 発表年月日 | 2021/10/14 ~ 2021/10/15 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 防災地質チーム | 山崎 秀策(YAMAZAKI Shusaku) |
| 防災地質チーム | 田本修一(Shuichi Tamoto) |
| 防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
| 抄録 |
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| トンネル建設等の掘削事業では、発生土の盛土・埋土の有害重金属類の溶出対策において適切な調査・リスク管理を行う必要がある。ヒ素やセレンを含有する黄鉄鉱など硫化鉱物は大気・水の酸素と反応し、酸化分解を生じることで重金属元素を溶出するが、造成後の盛土内部の貧酸素環境における溶出傾向の検討はほとんど行われていない。そこで本研究では、黄鉄鉱を含有しヒ素・セレン・鉛を溶出する岩石試料を対象に、窒素ガスをバブリングした脱気蒸留水を用いた上向流飽和カラム試験を実施し、酸素濃度の差による元素溶出傾向の違いを検討した。酸素に飽和した蒸留水との比較の結果、水/岩石比が1.5〜2に相当する試験開始5日前後からpH, 電気伝導度の低下傾向が弱くなり、硫黄、鉄、ヒ素、セレンの溶出量が1〜2割低減する傾向が認められ、酸素消費量の差により溶出傾向が変化する結果を得た。 |
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