国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 複合型地盤改良による盛土および周辺地盤の変形抑制効果に関する 遠心力載荷模型実験

作成年度 2021年度
論文名 複合型地盤改良による盛土および周辺地盤の変形抑制効果に関する 遠心力載荷模型実験
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本材料学会
誌名(No./号数) 材料・地盤改良大特集号
発表年月日 2022/01/11
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム橋本 聖(HASHIMOTO Hijiri)
寒地地盤チーム林 宏親(HAYASHI Hirochika )
抄録
 セメント等で改良した地盤上の盛土の安定検討は,一般的に常時のみで地震時の検討は実施されない.この理由として,改良された地盤上の盛土は,地震により致命的な被害を被った事例が稀であることが背景にある.一方,道路土工構造物の設計は使用目的との適合性および構造物の安定性について,作用(常時,降雨,地震時,その他)およびこれらを組み合わせた外力に対して,道路土工構造物の重要度に応じて,求められる要求性能(性能1~3)を満足すべきとある.換言すると,改良された軟弱地盤上の盛土の安定性を評価するには,具体的な目標性能(使用限界,修復限界,終局限界)を定めた上で,その目標性能に対して検討すべき作用力を設定し評価する必要があることを示唆している.  本報は浅層改良体と深層改良体を組み合わせた複合型地盤改良の浅層改良体に着目して,その改良断面や一軸圧縮強さの違いが,レベル2 地震動に対して盛土や周辺地盤の変形に及ぼす影響を把握することを目的として,動的遠心力載荷実験により無対策,深層改良体単独,複合型地盤改良のケースを比較,検討した結果である.
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