作成年度 | 2021年度 |
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論文名 | 既設道路橋床版から切り出したRCはりの曲げ載荷実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第823号 |
発表年月日 | 2021/10/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地構造チーム | 中村 拓郎(NAKAMURA Takuro) |
寒地構造チーム | 安中 新太郎(YASUNAKA Shintaro) |
抄録 |
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北海道の道路橋におけるRC床版では、近年、床版内部における層状ひび割れや床版上面の土砂化が顕在化しているが、こうしたRC床版の諸性能を外観変状のみで正確に評価することは容易ではない。経年劣化等によって内部にひび割れが生じたRC部材の性能評価手法の構築に向けて、その破壊挙動や耐荷力、耐久性に関する情報の継続的な蓄積が求められている。本研究では、積雪寒冷地で経年劣化が生じたRC部材の破壊挙動の確認を目的に、北海道で53年間供用された道路橋床版から切り出したRC部材を対象に、コンクリートや鉄筋の状態や諸物性の確認、はり状に成形した試験体を用いた静的曲げ載荷実験を実施した。その結果、本研究で対象としたRC床版からはり状に成形した試験体の曲げ耐力は、同部材から採取したコンクリートや鉄筋の材料試験結果を入力値とした計算値と概ね同程度となった。また、経年劣化によるひび割れを有するRC部材では、既存のひび割れが開口、進展、連結して破壊に至るなど、健全な状態とは破壊挙動が異なることを確認した。 |
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