国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 シラン系表面含浸材を塗布して15~16年経過した北海道の道路橋地覆コンクリートでの追跡調査

作成年度 2022年度
論文名 シラン系表面含浸材を塗布して15~16年経過した北海道の道路橋地覆コンクリートでの追跡調査
論文名(和訳)
論文副題
発表会 コンクリート工学年次大会2022
誌名(No./号数) コンクリート工学年次論文集Vol.44
発表年月日 2022/07/13 ~ 2022/07/15
所属研究室/機関名 著者名(英名)
耐寒材料チーム遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake)
耐寒材料チーム島多 昭典(SHIMADA Akinori)
抄録
近年,水や塩化物イオンの侵入を抑制する浸透性の保護材料であるシラン系表面含浸材の施工事例が増えている。本論文ではシラン系表面含浸材を塗布して15~16年が経過した北海道内の3橋の地覆コンクリートで追跡調査を行い,効果の持続性を評価した。その結果,表面の撥水性は消失していたが,ほとんどの地覆で吸水防止層の残存が確認され,塩化物イオンの侵入抑制効果も認められた。一部の地覆で吸水抑制機能による相対湿度の低下に起因する中性化や塩分濃縮の副作用も確認されたが,鋼材腐食やASRを支配するのは主に水分供給であるため,シラン系表面含浸材による内部劣化の抑制効果は期待できると考察した。
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.