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 ラウンドアバウト中央島構造による車両流入時の ドライバーの視線挙動と運転挙動の変化

作成年度 2022年度
論文名 ラウンドアバウト中央島構造による車両流入時の ドライバーの視線挙動と運転挙動の変化
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第832号
発表年月日 2022/06/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地交通チーム宗広 一徳(MUNEHIRO Kazunori)
寒地交通チーム布施 浩司(FUSE Koji)
地域景観チーム増澤 諭香(MASUZAWA Satoka)
地域景観チーム榎本 碧(ENOMOTO Midori)
寒地交通チーム畠山 乃(HATAKEYAMA Osamu)
国土交通省 北海道開発局 函館開発建設部 江差道路事務所 工務課 事業専門官 (現 国土交通省 北海道開発局 函館開発建設部 函館港湾事務所 第2工務課 事業専門官)金子 恵造(KANEKO Keizo)
抄録
上ノ国町大留交差点は、交通事故被害軽減及び同町のまちづくりに寄与する観点から、ラウンドアバウトに改良され、2019年10月より運用されている。同ラウンドアバウトの中央島は、平坦な舗装構造で整備された。2020年9月~2021年3月までの7ヶ月間、同中央島に中央部高さ1.2mの緑化盛土を仮設し、ドライバーの視線挙動と運転挙動の変化を調査した。被験者ドライバーの参加により、ラウンドアバウト流入時の視線挙動と運転挙動を計測した。 被験者の視線計測による注視データを重ねたヒートマップ及び興味関心領域(AOI)分析の結果から、中央島に緑化盛土を仮設したときは、環道右側からの車両への注視が集中する傾向が見られた。また、流入時の運転挙動の計測からは、中央島に緑化盛土を仮設したときは、流入部(ゆずれ線から手前10mの位置)で、減速傾向が明確に見られた。本実験結果から、中央島に緑化盛土を設置することは、ラウンドアバウトへの流入時におけるドライバーの適切な注視方向と車両の速度低減を促すことが確認された。幹線機能を有する道路にラウンドアバウトを設置する場合、安全性向上のために、中央島の緑化盛土構造は効果を発揮することが示された。
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