作成年度 | 2022年度 |
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論文名 | 凍害劣化を受けた河川コンクリート構造物周辺の河氷の挙動特性について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第834号 |
発表年月日 | 2022/08/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地河川チーム | 阿部 孝章(ABE Takaaki) |
寒地河川チーム(現 水環境保全チーム 総括主任研究員) | 横山 洋(YOKOYAMA Hiroshi) |
寒地河川チーム | 大串 弘哉(OGUSHI Hiroya) |
抄録 |
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北海道のような積雪寒冷地においては、冬期間河川に結氷が生じる。融雪期には流量の増加に伴い結氷が破壊され、氷板が河川を流下することとなる。網走川では、そうした氷板が護岸等に損傷をもたらすことが確認されている。本研究では詳細な現地観測を実施して氷板の挙動を明確にするとともに、画像解析によって氷板の移動速度の計測を行った。観測対象として着目する断面は河口から3.1km地点であり、ここでは氷板が流下し河川構造物に衝突する様子が確認された箇所である。網走川の対象断面右岸側の河床部にドップラー式流速計及び検証用の音響測深器を設置した。同時に氷と構造物の相互作用を観測するためビデオカメラを設置した。2018年~2019年の冬期において、漂流氷板の検知に関する模型氷を用いた現地実験とビデオカメラによる観測を実施した。その結果、氷板厚を検知する目的においてドップラー流速計は良好な性能を発揮し、レンズの歪み補正を適用した一連の撮影動画からは氷板の護岸部に対する移動速度が明確となり、氷板の運動量の変化を推定することが可能となった。 |
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