国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 平成28年8月北海道豪雨に伴う鵡川及び沙流川からの浮遊土砂流出

作成年度 2022年度
論文名 平成28年8月北海道豪雨に伴う鵡川及び沙流川からの浮遊土砂流出
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第834号
発表年月日 2022/08/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム水垣 滋(MIZUGAKI Shigeru)
抄録
平成28年8月、北海道に4つの台風が来襲・接近し、豪雨による大規模な土砂生産・洪水が発生した。本報では、鵡川及び沙流川を対象とした水文観測や濁度計観測、出水時の多地点水質調査により、大規模土砂生産が生じた豪雨出水期間の水収支、浮遊土砂の流出量及び収支を評価し、流域の浮遊土砂動態を検討した。その結果、両河川の流域全域に300 mm~400 mmの降雨をもたらした台風第7号、第11号及び第9号による出水期間は、C-Q式と濁度計観測により浮遊土砂流出量と収支を評価できた。一方、その後の流域内の一部地域に特に激しい雨が降った台風第10号に伴う出水期間について、沙流川上流域での斜面崩壊や渓岸・河岸侵食に伴う土砂流出が示唆され、濁度計観測でのみ浮遊土砂流出量を推定できた。濁度計観測による豪雨期間中の浮遊土砂流出量は、鵡川(鵡川観測所)で148万t、沙流川(富川観測所)で248万tと推定された。
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