作成年度 | 2022年度 |
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論文名 | 脱気水上向流カラム試験を用いた盛土内貧酸素環境における 重金属溶出傾向の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本応用地質学会令和4年度研究発表会 |
誌名(No./号数) | 日本応用地質学会令和4年度研究発表会講演論文集 |
発表年月日 | 2022/10/13 ~ 2022/10/14 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 山崎 秀策(YAMAZAKI Shusaku) |
防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
防災地質チーム | 川又 基人(KAWAMATA Moto) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
抄録 |
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現在、広く用いられている自然由来重金属を含む建設発生土の短期溶出試験はいずれも大気飽和した溶媒を用いた酸化条件で実施されている。しかしながら、覆土された盛土の内部は施工後比較的速やかに貧酸素環境に移行し、還元的環境下での水・岩石反応が支配的となる。特に、ヒ素を含む黄鉄鉱などは酸化・還元状態により溶出特性が大きく変化することが予想される。そこで、長期的な溶出傾向あるいは現地盤活用や吸着層工法などのリスク評価をより実現象に近い形で評価する手法として、溶存酸素濃度を低減させた溶媒を通水させる上向流カラム試験法を考案し、地質性状の異なる4種の試料を対象に実験を行った。本発表では、各地質試料の重金属溶出源鉱物の特徴と全岩化学組成の分析結果を元に、大気飽和と貧酸素環境における上向流カラム試験の結果を比較し、貧酸素環境下での重金属溶出特性について議論を行う。 |
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