作成年度 | 2022年度 |
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論文名 | 塩分作用下におけるコンクリートのスケーリング抵抗性評価試験法の提案 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第835号 |
発表年月日 | 2022/09/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 吉田 行(YOSHIDA Susumu) |
耐寒材料チーム | 島多 昭典(SHIMATA Akinori) |
抄録 |
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積雪寒冷地では、塩化物系凍結防止剤等の塩分が供給される環境下で、コンクリート構造物の表面が剥離するスケーリング劣化が顕在化しており、その抑制対策が求められている。実効性の高い対策を講じるには、塩分作用下におけるスケーリング抵抗性を適切に評価する必要があるが、現在日本においては、スケーリング抵抗性を評価するための標準的な試験法は規定されていない。本研究では、スケーリング抵抗性の合理的な促進評価試験法を確立するために、凍結融解作用によるコンクリートの内部損傷の抵抗性を評価する標準試験法であるJIS A 1148 A法に着目して、表面劣化のスケーリング抵抗性評価への適用性と評価基準について検討を行った。その結果、塩水を用いたJIS A 1148 A法の試験前養生条件を適切に設定すれば、配合条件が異なる種々のコンクリートのスケーリング抵抗性を質量減少率により評価可能なことを確認した。また、JIS A 1148 A法による質量減少率は、既存海外スケーリング試験法によるスケーリング量と相関があり、その関係から各試験法のスケーリング限界量に相当する質量減少率の評価基準を設定可能なことを示した。 |
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