作成年度 | 2022年度 |
---|---|
論文名 | 植物繊維による高濃度にヒ素を含む水の人工水路での浄化実験について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 環境システム研究論文発表会 |
誌名(No./号数) | 環境システム研究論文発表会論文集 |
発表年月日 | 2022/10/22 ~ 2022/10/23 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
防災地質チーム | 岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
愛媛大学 | 榊原 正幸(SAKAKIBARA Masayuki) |
抄録 |
---|
土木事業で発生した重金属類を含む水は,環境基準値や排水基準の許容限度より低下させて放流する必要がある.しかし,改質材の使用や水自体の運搬処分が生じるなど,環境負荷や処理費用の増加を招いている.そこで,これらの軽減に向けた処理システムを構築するため,植物繊維を用いた浄化実験を進めた.実験では,シート状で厚さ4mmの植物繊維を敷設した延長30mで幅30cmの人工水路に,ヒ素濃度が高い水を500リットル流入循環させ,2,4,7日目に採水してpHとヒ素濃度の経時変化を調べた.実験の結果,pHは初期値が2.5から2日後に2.7,4日後に2.9,7日後に3.4と変化した.ヒ素濃度は初期値1.3 mg/Lから2日後に0.41 mg/Lと初期値の3分の1程度,4日後に0.013 mg/Lと排水基準以下,7日後に0.003 mg/Lと環境基準値以下となり,ヒ素濃度の低減に適用できることが分かった. |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |