国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 植物繊維を用いた重金属類を含む水の濃度低下に向けた人工水路での実験例

作成年度 2022年度
論文名 植物繊維を用いた重金属類を含む水の濃度低下に向けた人工水路での実験例
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第27回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会
誌名(No./号数) 第27回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演概要集
発表年月日 2022/06/23 ~ 2022/06/24
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災地質チーム岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji)
防災地質チーム倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki)
愛媛大学榊原 正幸(SAKAKIBARA Masayuki)
抄録
 土木事業では重金属類を含む排水が発生する場合がある。これらは排水基準値や環境基準値よりも低下させて放流する必要がある。しかし、その過程では基準値に適合させるための改質資材等の使用や、場合によっては運搬処分が必要となることから、環境への負荷やその処理に要する費用の増加を招いており、それらを軽減するための処理システムの構築が必要である。これまで筆者らは重金属類を吸収する植物を用いて、トンネル工事の掘削ズリから発生した浸出水を対象に、植物を浮かべた水槽での浄化実験を行い、セレンの濃度を低下させるとともに、浸出水の処理費用を縮減させた。また、植物を敷設した人工水路での浄化実験を行い、ヒ素の濃度を低下させると同時に、平均気温に応じた蒸発散効果による試験水の減少量を明らかにした。本実験では人工水路に植物繊維を敷設して、そこへ重金属類を含む鉱山廃水を試験水として循環させ、定期的に採水した試験水における重金属類の濃度の経時変化を調べた。その結果をもとに植物繊維による浄化の効果や適用性を考察し。
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