作成年度 | 2022年度 |
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論文名 | 植物繊維による工事濁排水の人工水路での浄化実験について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第59回環境工学研究フォーラム |
誌名(No./号数) | 第59回環境工学研究フォーラム講演集 |
発表年月日 | 2022/11/29 ~ 2022/12/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
愛媛大学 | 榊原 正幸(SAKAKIBARA Masayuki) |
抄録 |
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土木事業での掘削作業や仮置き土等から発生する濁水は,排水基準等の許容限度よりも低下させて河川等へ放流する必要がある.しかし,pHの中性化や濁りを取り除くために使用する改質材,脱水汚泥の運搬処分が生じるなど,環境への負荷や処分費用の増加を招いている.そこで,これらを軽減するための処理システムの構築に向けて,天然素材である植物繊維を用いた浄化実験を進めた.実験では,シート状で厚さ4mmの植物繊維を敷設した延長50mで幅30cmの人工水路に,トンネル工事で発生した濁度が高い排水を500リットル流入循環させ,2,4,7日目に採水し,pHと濁度の経時変化を測定した.実験の結果,pHは初期値の11.6が2日後に10.5,4日後に9.4,7日後に8.3と排水基準より低下した.濁度は初期値のNTU7,350が2日後に5となり濁りがなくなった.また,浮遊物質を人工水路の流入部から水路中央部までに全体の83%を付着させた.この浄化方法によって,従来の濁水処理費用を32%縮減できる試算結果を得た. |
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