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 火山灰質地盤における鋼管杭基礎の液状化対策に関する検討

作成年度 2022年度
論文名 火山灰質地盤における鋼管杭基礎の液状化対策に関する検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第837号
発表年月日 2022/11/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム江川 拓也(EGAWA Takuya)
寒地地盤チーム林 宏親(HAYASHI Hirochika )
北海道大学大学院 工学研究院 土木工学部門 准教授磯部 公一(ISOBE Koichi)
抄録
火山灰質地盤の液状化により安定が損なわれる道路橋杭基礎の耐震補強技術として、既設構造とは非接触の地盤改良壁で杭周辺地盤を囲い込む手法を検討している。本検討では鋼管杭基礎に対する合理的な最外周杭からの離隔・改良強度を検討する目的で遠心力模型実験および動的有効応力解析によるパラメトリックスタディを実施した。その結果、離隔が杭径の4倍以下であれば、地盤改良壁内側の地盤のせん断変形、液状化を抑制する効果が認められ、また、改良強度が大きいほど既設杭の曲げ変位が小さく、離隔・改良強度の組み合わせにより求める性能に応じて杭の水平地盤反力係数の低減度合いを調整できることが分かった。一方、離隔が狭いほど対策前よりも大きな動的水平地盤反力が既設杭に作用することも確認された。
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