国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 雲粒付着の少ない降雪結晶による雪崩の発生条件について

作成年度 2023年度
論文名 雲粒付着の少ない降雪結晶による雪崩の発生条件について
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第846号
発表年月日 2023/07/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム松下 拓樹(MATSUSHITA Hiroki)
雪氷チーム吉井 昭博(YOSHII Akihiro)
雪氷チーム大宮 哲(OMIYA Satoshi)
雪氷チーム西村 敦史(NISHIMURA Atsushi)
抄録
2021年3月2日、北海道の国道に接する斜面等の複数箇所で同時多発的に雪崩が発生した。これらの雪崩は、雲粒付着の少ない降雪結晶からなる脆弱な積雪が崩れた乾雪表層雪崩で、通常より少ない降雪量で雪崩発生に至った。このときの雪崩発生条件について、斜面積雪の安定性に関する理論計算結果と雪崩発生時の降雪状況との比較から考察を行った。その結果、累計降雪量を用いた雪崩発生条件を明らかにし、通常より少ない降雪量で雪崩が発生する可能性があることを示した。また、降雪が止んだ後、斜面積雪が安定化するまでに要する時間を試算し、雲粒付着の少ない降雪結晶による積雪が形成された場合は、通常よりも長い時間、雪崩に対する警戒が必要であることを示した。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.