作成年度 | 2023年度 |
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論文名 | 田んぼダムの貯留効果に関する水理模型実験及びその数値解析モデルの構築 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第848号 |
発表年月日 | 2023/09/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地河川チーム | 阿部 孝章(ABE Takaaki) |
水利基盤チーム(寒地水圏研究グループ 寒地河川チーム併任) | 越山 直子(KOSHIYAMA Naoko) |
寒地河川チーム | 大串 弘哉(OGUSHI Hiroya) |
抄録 |
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頻発する水災害への備えとして、国土交通省では流域内のあらゆる主体が治水に取り組む「流域治水」と呼ばれる施策を推進している。その中でも「田んぼダム」と呼ばれる取り組みは、雨水を貯留する効果や導入及び維持管理の容易さ故に注目を集めている。しかしながら田んぼダムが河川における水位を低減させる効果について知見が不足しているため、貯留の効果を定量的に治水計画上考慮するには知見がまだ十分とは言えない状況である。本稿では田んぼダムの貯留効果を評価するためのモデル構築を目指し田んぼダムに関する中規模模型実験を実施した。 実験により水田模型において通常の堰板をV字カットを施した田んぼダム対応の堰に置き換えることで一定の貯留効果及び流出抑制効果が得られることを明らかにした。続いて平面2次元浅水流モデルを模型実験の再現計算に適用しその基本的な性能を明らかにした上で、田んぼダムの貯留効果及び流出抑制効果が数値解析上も再現可能なことを示すことに成功した。 |
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