作成年度 | 2023年度 |
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論文名 | 複数の種で構成された藻場における 海藻被度分類画像を用いた海藻面積の推定法 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第851号 |
発表年月日 | 2023/12/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木チーム | 本山 賢司(MOTOYAMA Kenji) |
水産土木チーム | 須藤 賢哉(SUDO Kenya) |
水産土木チーム | 森 健二(MORI Kenji) |
抄録 |
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藻場は豊かな生態系を育む場としての機能に加えて、二酸化炭素(CO₂)を吸収する機能を有しており、藻場の保全・創造は、今後の気候変動対策として大きく期待されている。本研究では、複数の種で構成される藻場における海藻被度分類画像を用いた海藻面積の推定法を検討した。分類画像作成において、海藻種類毎の教師データ数の不足により分類ができないことが生じうるため、教師データと同一範囲を、画像解像度の高い空撮データを用いてより細かく分割することにより、データ数を補う方法を用いた。同手法による海藻の有無を判別する精度は、従来手法と同程度であることが確認できた。被度の分析において、分類対象の海藻種類を追加することにより、海藻被度の高い地点において教師データと同じ海藻被度の区分(ランク)に分類される地点と、教師ランクと隣接するランクに分類される地点も増加し、海藻面積の推定精度が向上した。加えて、海藻が生えていない防波堤の基礎部の割石は、空撮画像において割石が見えている複数の地点の色データを教師としてランクを設けることにより、藻場面積からほぼ完全に除外することができた。 |
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