| 作成年度 | 2023年度 |
|---|---|
| 論文名 | 不溶化処理後のカルシウム系・マグネシウム系資材の固相観察および元素マッピング分析による溶解度制限固相の評価 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 公益社団法人 地盤工学会 |
| 誌名(No./号数) | 地盤工学ジャーナル |
| 発表年月日 | 2023/11/14 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
|---|---|
| 岩田地崎建設(株)/北海道大学工学研究院 | 橋本 綾佳(HASHIMOTO Ayaka) |
| 防災地質チーム | 山崎 秀策(YAMAZAKI Shusaku) |
| (独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構/北海道大学工学研究院 | 中嶋 啓太(NAKAJIMA Keita) |
| 吉澤石灰工業(株) | 田村俊孝(TAMURA Toshihiko) |
| 宇部マテリアルズ(株) | 尾花 誠一(OBANA Seiichi) |
| 北海道大学工学研究院 | 五十嵐 敏文(IGARASHI Toshihiko) |
| 北海道大学工学研究院 | 有馬 孝彦(ARIMA Takahiko) |
| 抄録 |
|---|
| 自然由来重金属等含有掘削土の不溶化工法に用いられる人工資材の性能評価のためには,人工資材の主成分鉱物相の溶解度を評価することが重要である。先行研究では,溶液組成から計算した各鉱物の飽和指数(SI)から溶解度制限固相を推察したが,本研究では電子顕微鏡(EPMA)による観察および元素マッピング分析によって溶解度制限固相を確認できるかどうかを検討した。その結果,マグネシウム(Mg)系資材では,periclase(MgO)を核として,周辺に水和したbrucite(Mg(OH)2)が形成され,このbruciteがMgの溶解度制限固相であると示唆された。Mgを含むカルシウム(Ca)系資材では,Mgがcalcite(CaCO3)全体に分布し,magnesian calciteとして存在し,溶解した際はdolomite(CaMg(CO3)2)に類似した挙動を示し,Caの溶解度を制限していることがわかった。 |
| このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |