| 作成年度 | 2024年度 |
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| 論文名 | 硫化水素を含む底層水の溶存酸素供給による長期水質変化追跡実験 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 土木学会論文集 |
| 誌名(No./号数) | 環境工学論文集 |
| 発表年月日 | 2024/11/26 ~ 2024/11/28 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 水環境保全チーム | 杉原 幸樹(SUGIHARA Kouki) |
| 島根大学 | 管原 庄吾(SUGAHARA Shogo) |
| 抄録 |
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| 硫化水素を含む無酸素塩水に溶存酸素を供給したときの水塊への影響を把握するため,硫化水素を強制的に酸化させた後の水質変化を化学分析により長期間追跡した.溶存酸素供給および光の明暗を条件として90日間の水質追跡を行った結果,光に依存しない硫黄酸化が起こり,嫌気条件中で炭酸を酸素源としていること,栄養塩も消費されることが明らかとなった.また硫黄と炭素の物質量比は1:1であることが明らかとなった.また硫化水素を完全に酸化した場合でも,約2週間の無酸素状態が継続する挙動が確認された.その後,光照射した場合には緑藻の増殖と溶存酸素が光合成供給されることを確認した.プランクトンの増殖時には栄養塩や炭酸の消費が確認された.無酸素底層水の再利用を考慮すると,硫化水素を無害化することで栄養塩の除去や二酸化炭素削減が可能であることが示唆された. |
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