国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 固化破砕土による盛土の環境に与える影響調査

作成年度 2024年度
論文名 固化破砕土による盛土の環境に与える影響調査
論文名(和訳)
論文副題
発表会 令和6年度全国大会 第79会年次学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 2024/09/05 ~ 2024/09/06
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム佐藤 厚子(SATO Atsuko)
寒地地盤チーム林 宏親(HAYASHI Hirochika)
北海道開発局渡邊 一靖(WATANABE Kazunobu)
北海道開発局大森 未音(OOMORI Mio)
抄録
北海道の石狩川流域では洪水を安全に流下させるための河道掘削を進めており多量の土砂が発生している。北村遊水地周囲堤等の整備にはこの発生土を用いているが、発生土が軟弱な場合は改良した材料により施工している。改良の一つの方法として、発生土に固化材を混合して固化破砕土とする方法があり、これを用いた工事が多くなってきている。一方、セメントおよびセメント系固化材を使用した改良土を盛土材料として使用する場合は、国土交通省の通知により六価クロム溶出試験を行わなければならないとされている。この試験は、固化土の場合、原則として配合試験段階で実施し土壌環境基準以下である場合は、施工後の盛土に対して試験の実施は義務づけられていないが、固化土を掘削して再利用する場合は、溶出量の確認を行うこととなっている。固化破砕土は固化土を破砕した材料であり、固化土を掘削して再利用する場合と同等の扱いと考えられる。そこで、北村遊水地事業で固化破砕土を適用するために試験的に施工した盛土および盛土周辺について、六価クロム溶出量をpHとともに測定した。その結果、固化破砕土による盛土およびその周辺地盤から六価クロムの溶出は定量下限値を超えて検出されなかった。pHについては10mの範囲まで高い箇所が確認された。
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