作成年度 | 2024年度 |
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論文名 | 腐食によって断面減少した落石防護柵用ワイヤロープの静的載荷試験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第859号 |
発表年月日 | 2024/07/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地構造チーム | 山澤 文雄(YAMASAWA Fumio) |
寒地構造チーム | 中村 拓郎(NAKAMURA Takuro) |
寒地構造チーム | 畠山 乃(HATAKEYAMA Osamu) |
抄録 |
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落石防護施設の一つである従来型落石防護柵は、ワイヤロープ、H形鋼等の比較的入手しやすい材料から構成される構造物であり、道路沿線等に数多く設置されている。そのため、今後、腐食等に対する維持管理が重要な課題となるものと想定されるが、期待される耐荷性能を保持しているかを腐食状況から適切に判断する判定手法がない。本研究では、腐食による断面減少が破断強度や載荷時の変位に及ぼす影響を確認することを目的に、電気腐食促進により断面を減少させた試験体と現地採取の劣化試験体に対し断面観察や静的載荷試験を実施した。その結果、ワイヤロープは断面減少に伴い、最大荷重および破断時の変位が小さくなる傾向にあること、断面を15%減少させたワイヤロープにおいても降伏耐力およびヤング係数に明確な低下は認められないこと等が明らかになった。 |
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