作成年度 | 2024年度 |
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論文名 | 農業用ダムにおける貯水位運用による洪水軽減効果の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第860号 |
発表年月日 | 2024/08/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水利基盤チーム | 大久保 天(OHKUBO Takashi) |
水利基盤チーム | 越山 直子(KOSHIYAMA Naoko) |
抄録 |
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北海道の農業用ダムでは、これまでのところ事前放流の実績はないものの、貯水位運用は着実に実施されている。しかし、貯水位運用による洪水軽減効果はほとんど把握されていない。今後、地域における流域治水を検討する上で、貯水位運用による洪水軽減効果を評価することは必要不可欠である。その試行事例として、本研究はH ダムにおける貯水位運用の洪水軽減効果を評価した。その結果、Hダムでは、3日間で500mm の大雨でも、貯水位運用を実施していれば、一定の洪水軽減効果を期待できることが分かった。ただし、ダム流入量のピーク流量の到来時刻が遅くなるほど、洪水軽減効果は低減することが示された。また、貯水位運用時において大雨予報に応じて本格的な降雨前から放流を開始する事前放流を組み合わせれば、貯水位運用による洪水軽減効果をよりいっそう高められることが示唆された。 |
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