作成年度 | 2024年度 |
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論文名 | ゼオライトを用いた既設コンクリートのアルカリシリカ反応進行抑制に関する基礎的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第866号 |
発表年月日 | 2025/02/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 白井 良明(SHIRAI Yoshiaki) |
耐寒材料チーム | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
耐寒材料チーム | 三原 慎弘(MIHARA Norihiro) |
抄録 |
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近年、北海道でもアルカリシリカ反応(ASR)によるコンクリートの劣化が確認され始めている。一般にASRが発生した既設コンクリートでは、水の遮断や美観回復を兼ねた補修が行われている。しかし、既に水分が内部に蓄積されている場合や、背面など外気以外からの水分供給が生じている場合は、骨材周囲のゲルの吸水膨張の抑制が難しいため、補修後も膨張が継続してひび割れが進展し、再劣化に至ってしまう。また、ゲルの吸水膨張を抑える補修材料の一つに亜硝酸リチウムがあるが、安全面や環境面で課題がある。そこで、ASRが生じたコンクリートにイオン交換機能を有するゼオライトを注入もしくは充填し、コンクリート中のアルカリイオンを捕集し、代わってゼオライトにあらかじめ内包させたリチウムイオンや水素イオンを放出する方法によるASR抑制効果について検証を行った。その結果、ゼオライトの使用量が多いほど高いASR抑制効果が示された。 |
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