| 作成年度 | 2025年度 |
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| 論文名 | オホーツク海沿岸の汀線変化に与える波浪と海面水位の影響 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | |
| 誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第870号 |
| 発表年月日 | 2025/06/10 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 寒冷沿岸域チーム(現 水産土木チーム) | 大塚 淳一(OTSUKA Junichi) |
| 寒冷沿岸域チーム(現 室蘭工業大学 大学院工学研究科 もの創造系領域 准教授 | 岩﨑 慎介(IWASAKI Shinsuke) |
| 寒冷沿岸域チーム | 本間 まどか(HOMMA Madoka) |
| 抄録 |
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| 本研究では、衛星画像から抽出した汀線データ(1984年~2021年)、海氷を考慮した波浪推算データ(1984年~2019年)および衛星海面高度計で計測された海面水位データ(1993年~2022年)を使用して、オホーツク海沿岸の汀線変化に与える波浪と海面水位の影響を評価した。オホーツク海沿岸では、汀線位置の季節変化が明瞭に表れており、冬季(12月~2月)では他の季節と比べて汀線位置が岸側に大きく後退する。汀線位置のトレンドは多くの解析領域において後退傾向となり、冬季の後退傾向は他の季節よりも強く表れている。オホーツク海沿岸の波パワーも明瞭な季節変化がある。春季(3月~5月)と夏季(6月~8月)の波パワーは比較的小さく、秋季(9月~11月)から増加して冬季で最大となる。冬季に生じる強い波パワーは汀線後退に影響している可能性がある。オホーツク海沿岸では、太平洋・日本海沿岸と異なり、東樺太海流の影響によって冬季に海面水位が最大となる。冬季の高い海面水位は強い波パワーとともに汀線後退に影響していると考えられる。 |
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