国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 日本で発達した木コンクリート橋の技術的再評価

作成年度 2026年度
論文名 日本で発達した木コンクリート橋の技術的再評価
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第882号
発表年月日 2026/06/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
地域景観チーム岩田 圭佑(IWATA Keisuke)
東京大学大学院工学研究科社会基盤学専攻上席研究員春日 昭夫(KASUGA Akio)
株式会社エイト日本技術開発橋梁事業部中国支社松浦 寛司(MATSUURA Hiroshi)
株式会社東亜エンジニアリング特別技師長畑山 義人(HATAYAMA Yoshihito)
抄録
木コンクリート橋とは、日中戦争下の鋼材不足を乗り切るために北海道庁土木部試験室で開発された「木桁と無筋コンクリート床版の死活合成桁構造」である。板橋(木床版)に比べて遥かに強度があり、コンクリート床版が雨水を遮断するので耐久性にも優れ、1939年から1967年頃まで北海道開発局の所管だけでも約350橋が建設された。 その後、この橋種は次第に永久橋に更新され、現存するのは5橋だけと認識されていたが、ここ数年間に、北海道内外で現存する橋が新たに見つかり、当時広く技術移転が図られていたことがわかった。ただし、死活合成桁であることが現在の管理者によく理解されておらず、維持管理上の課題があることも明らかになった。  以上から、筆者らは、木コンクリート橋の技術的特徴と価値を改めて取りまとめ、まずはわが国の橋梁技術者に 点検・診断・維持管理上の注意喚起を行おうと考えるに至った。また、廃道が予定されている路線にある木コンク リート橋の残存強度等を調査し、このノンメタル構造の特性を現代の視点で再評価するとともに、桁の再利用と、 国際協力への展望を考察することとした。本稿は、その端緒として著者らが雑誌「橋梁と基礎」2026年1月号にま とめた内容を再掲・時点修正し、紹介するものである。
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