国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 古部大橋の計画について

作成年度 1986年度
論文名 古部大橋の計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和60年度(C-2)
発表会 昭和60年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和60年度技術研究発表会
発表年月日 1986/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
桜田昌之
池田兵十郎
小山和憲
磯田賢
抄録
一般国道278号は函館市を起点とし、亀田半島東部を経由して森町に至る延長約116kmの路線である。この路線は恵山道立自然公園と大沼国定公園を最短で結ぶ観光路線であるとともに、海産物の輸送など沿道町村の産業基盤である水産業(マコンブ、ウニ、スケソウなど)を支える幹線路ともなっている。このなかで南茅部町古部地区は、平坦部のない比高50m以上の海蝕涯が連続する海岸線にあり、これ縫うように現国道が走っているため曲線半径が小さく(R=60m)幅員も狭い(W=4.0m)程度)。また背後に地すべり地帯を抱えているため連続降雨量100m/mで交通止めになること、および昭和59年5月に古部トンネル崩壊事故が発生したため早期改良が望まれていた。このため安全かつ円滑な交通の確保と併せ、海産物の高速・大量輸送の実現、沿道の環境改善などを目的として新たに路線計画が策定された。古部大橋は古部漁港を横断し、昭和60年着工・61年に完成予定の古部トンネルにアクセスする全長186mの3径間連続PC箱桁橋として計画されている。本報告ではこの計画に関し、ルート選定から形式決定までの経緯を踏まえ施工法まで言及する。さらにはコンクリートの塩害対策および議論の踏み台として若干の景観設計についても触れてみたい。
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