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 交通行動を中止を考慮した災害時における交通ネットワークモデルを用いた有珠山噴火による道路途絶に伴う影響算定

作成年度 2004年度
論文名 交通行動を中止を考慮した災害時における交通ネットワークモデルを用いた有珠山噴火による道路途絶に伴う影響算定
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 北海道開発土木研究所月報 第612号
発表年月日 2004/05/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
交通研究室高橋 尚人(TAKAHASHI Naoto)
北海道大学大学院工学 研究科 都市環境工学専攻 交通システム工学講座 助手内田 賢悦(UCHIDA Kenetsu)
北海道大学大学院工学 研究科 都市環境工学専攻 交通システム工学講座 教授加賀屋 誠一(KAGAYA Seiichi)
交通研究室浅野 基樹(ASANO Motoki)
抄録
2000年3月、 有珠山は23年ぶりに噴火した。 その影響は有珠山周辺にとどまらず北海道の社会経済全体に大きな影響を及ぼした。 道路ネットワークでは、 道央自動車道、 一般国道230号が寸断され、 その他複数の路線で通行規制措置が執られた。 その結果、 道路利用者は迂回を余儀なくされ、 また、 旅行時間の増大の程度によっては交通行動を取り止めた道路利用者がいたと考えられる。 本研究では、 災害時の道路ネットワークを対象としたユーザーコストの定量化を念頭に置き、 災害時の交通行動モデルの構築を試みた。 このモデルは、 旅行時間の増大によって交通行動を取り止める場合も考慮することで、 道路区間の途絶による旅行時間費用の増大による損失と、 交通行動を中止することによる機会損失が同時に推計されることが特徴である。 本モデルを有珠山噴火に伴う実際の通行規制状況に適用し、 本モデルにより推計される配分交通量と交通量調査結果を比較し、 さらに、 旅行時間費用損失及び交通行動を中止することによる機会損失額の算定を行った。
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